解説

市場連動型のプランで起きたこと

市場価格が上がった月は、そのまま請求額が上がります。

市場連動型のプランは、日本卸電力取引所(JEPX)の30分ごとの価格で、電力量料金が変わります。

卸売電力市場の価格(東京エリア)

2022年の東京エリアの価格は平均26.08円/kWhで、30分の価格が50円/kWh以上になったのは918回でした。

最も高い200.00円/kWhは、6月29日〜8月3日の4日に21回ありました。

2026年は10月8日までの平均が18.01円/kWhです。

2026年4〜9月の月平均は18.01〜23.78円/kWhで、2025年の同じ月(11.19〜13.88円/kWh)より高い水準です。

年平均最高値最高値が出た日時50円以上の回数
2022年26.08200.006月29日〜8月3日の4日に21回918
2023年13.4250.009月20日〜9月21日の2日に5回5
2024年13.0049.659月19日16時30分から0
2025年12.6440.018月5日〜9月8日の2日に2回0
2026年(1月1日〜10月8日)18.0164.284月28日18時30分から58
この表の見方
  • 円/kWh(税抜)。
  • JEPXスポット市場の東京エリアプライス(30分ごと)。
  • 回数は30分ごとの値の数。
  • 家庭の料金では、このほかに送配電の料金やサービス料などが加わり、消費税がかかります。
卸売市場価格の月平均(東京エリア、円/kWh、税抜)
グラフを押すと、その月の値が出ます。
月2022年2025年2026年
1月23.9513.7512.07
2月23.3614.5911.17
3月30.7611.8314.38
4月21.6511.4520.06
5月19.5011.1918.01
6月25.2712.9620.01
7月30.2513.8819.86
8月31.3513.2121.24
9月28.9412.9223.78
10月25.8513.06—
11月25.6711.84—
12月26.1211.17—
この表の見方
  • 月平均(円/kWh、税抜、東京エリアプライス)。
  • 「—」はその月がまだ終わっていない月。

市場価格が月の請求額でいくらになるかは、Looopでんきのページの月別の表(月260kWh、従量電灯との差)で見られます。

料金の決まりが変わったプラン

2022年以降に、燃料費調整や市場価格の扱いを変えたプランの例です。

  • Looopでんき
    • 2022年1月25日の告知: 燃料費調整の上限を撤廃(2022年3月分の請求から)
    • 2022年7月28日の告知: 燃料費調整を卸売市場の月平均価格で決める方式に変更(2022年10月分の請求から。月平均が13.00円/kWhをこえた分 × 1.1を請求)
    • 2022年9月28日の告知: おうちプランなどを市場連動型のスマートタイムONEに移行(2022年12月1日以降の検針日から。同意しない場合は他社への切り替え)
    • 2024年9月1日実施の料金定義書: 月の電源料金の単価が128.00円/kWhをこえたとき、月120kWhまでの差額を還元
  • ソフトバンクでんきは、2023年5月24日付のお知らせで、おうちでんき(A)(東京)、(A)・(N)(関西)、(A)(九州)に「電力市場連動額」を加えました(2023年6月1日の使用分から)。いま申し込めるおうちでんき(T)(東京)とPowered by関西電力には、この項目はありません。
  • ドコモでんきは、2026年9月30日の公式のお知らせで、「電力市場連動単価」を入れると知らせています(2027年1月検針分、2026年12月使用分から)。

固定単価型のプランでも、市場価格に連動する項目が加わることがあります。

いまの契約の約款やお知らせで、料金の決まりが変わっていないかを確かめてください。

いまの料金表で計算すると

10エリアで比べた市場連動型のプラン134件(同じプランもエリアごとに1件)のうち、直近12か月の条件で従量電灯より年300円以上安いのは12件です。

卸売市場の価格が12か月続けて2026年9月の水準だった場合も安いままなのは9件、2022年12月の水準だった場合は2件です。

エリア比べたプラン直近12か月の差(年)直近12か月の条件で安い2026年9月の水準が続いても安い市場価格が高い年も安い
北海道13−13,078〜+22,757992
東北16+8,226〜+67,637000
東京12+6,160〜+67,795000
中部14+8,130〜+51,169000
北陸15+3,443〜+63,885000
関西15+3,567〜+44,437000
中国16+87〜+65,884000
四国16−4,582〜+45,173300
九州16+3,598〜+33,913000
沖縄1+49,549000
この表の見方
  • 差は、プランの額から大手電力会社の従量電灯の額を引いた値です(円、割引込み、月260kWh)。
  • + はプランのほうが高い。
  • 「安い」は年300円以上安いもの。
  • エリア名から、各エリアのおすすめのページ(プラン名と金額)を見られます。
  • 時間帯ごとの使い方は、東京の家庭の実測データから作った割合で置いています。

どれも2026年11月以降の料金表で計算しています。

出典

計算の方法は計算方法と出典。